歯科医院で具現化する「接遇」3つのポイント 3/3

 20150322歯科医院の「接遇」に関して話しています。

 

歯科医療業は他のビジネスとは

かなり異なった側面を持っています。

「接遇」を考えていくときにもこのことは

十分に考慮しなければなりません。

 

 

『歯科医療はホスピタリティを施すもの』

『接遇を監視・評価をする人間の不在』

 

 

「憐れみの気持ちで、人が困っている状態を

助けるような行為をすること」を傲り高ぶることなく

敬虔な気持ちで患者に接せねばなりません。

 

 

そうであるにもかかわらず、

それを監視・評価をする人間が現場にいないという

構造上の問題を歯科医院は抱えているのです、

 

 

これらをわかった上で「接遇」を具現化しなければなりません。

しかし、そこには3つ目のポイントが横たわっています。

 

 

歯科医院で具現化する「接遇」3つのポイント ③

優秀な人材が登用できない

 

 

歯科衛生士に関していえば、

募集しても応募すらないような不足状態が続いています。

毎年歯科医師の3.5倍の約7千人が卒業しているのにです。

これは離職率が高いことを示しています。

 

 

離職の理由は何か?主なものを上げてみます。

・感染する危険性がある・不法行為を強制される

・拘束時間が長い・Dr.その他との人間関係

・仕事がキツい・その割に給料が安い

・有給、産休、育児、介護休暇などの福利厚生がよくない

・将来性・キャリアアップ・独立起業などが弱い

 

 

これで優秀な人材に残ってくれと言うのが無理です。

助手にしても同様です。

 

 

また、本当に優秀な人材は勉強も平均以上にできるものです。

医療関連でも看護師などを志望したり、

全く別の分野も選択することもできます。

医療の道ならば、歯科医師や医師を目指しても不思議はありません。

 

 

このように、優秀な人材がコデンタルスタッフとして

歯科業界に入ってくることも少なく、

また出ていっても仕方がないようになっているのです。

 

 

「接遇」を歯科医院で具現化するにあたって中心となる

歯科衛生士・歯科助手の「素材の良し悪し」については

多くを期待できないということになります。

 

 

そこからいわば「人前に出せる」ように

教育をする必要があるわけです。

打てば響くような優秀さが期待できない以上、

(経済的・時間的)教育コストがかかります。

 

 

高い離職率を考えると、教育の観点から見ても

「接遇」の具現化は相当厳しいことがわかります。

 


 

さて、それでは恒例のシンキングタイムです。

 

このように、優秀な人材は枯渇しやすい条件が

揃い過ぎるほど揃っています。

 

 

このことから波及的に生じている「あること」によって

あなたの歯科医院が優秀な人材を雇用することが

1段と難しくなっています。

 

 

その「あること」とはどんなことでしょうか?

 

 

 

せっかくここまで読んだあなたにはぜひとも、

いろいろと、考えてみてほしいなぁ・・・と思っています。

(ここは考える時間です)

 

それでは答えです。

 

 

 

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考えてみましたか?

 

本日はこれにて終了です。

 

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そして

 

 

 

あなたの歯科医院の繁盛と

あなたの成功を真剣に願っています!!

 

おなじ歯科医師同士、苦労が他人事と思えない分だけ、

報われる日が1日でも早く訪れてほしいと

心から思うわけです。

 

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以上、参考になったでしょうか。

 

これまでにも、日常の中から歯科医院経営のヒントを掘り出しています。

「気付き」にまとめておりますので、読み流すと楽しいかもしれません。

 

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ありがとうございました。

 

 

近  義武

 


 

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