レセプト枚数を増やすと得られる3つのスゴいこと

レセプトを増やす

こんにちは、株式会社120パーセント代表、
小さな歯科医院、クリニックの集患コンサルタント、
歯科医師の 近  義武 です。

 

全国に約6万9千ある歯科医療機関の
およそ8割は保険診療を中心とした体制です。

 

そうなっていれば当然ですが、
月々のレセプト枚数=実患者数は
最も気になることの1つですよね。

 

レセコンをほとんどの歯科医院が導入した現在、
経営指標となる様々な数値が
簡単にチェックできるようになりました。

 

しかし、常態的にウォッチされている院長は
まだまだ少数派のままです。

 

それでも
『先生の医院のレセプト枚数は?』とお聞きすると
たいていの院長が即答できます。

 

今回はそれほど関心が高い
「レセプト枚数・実患者数」について話をしていきます。

 

ところで、
「レセプト枚数を増やすことにどんな意義があるのか?」
あなたがこう聞かれたらなんと答えますか?

 

「そんなの、売上とか利益を増やすためだろう…?」

 

と答える方が多いのではないでしょうか。
実患者数を増やそうとすることが当たり前すぎて
考えたことがない方もおいでかもしれません。

 

確かに
「レセプト枚数=実患者数」を増やす意義は
最終的には『売上を増やす』ことになります。

 

その証拠に歯科医院の売上げ方程式にも
患者数という項目が登場します。

 

しかし、「売上を増やす」ことに隠れていますが、
『実患者数=レセプト枚数を増やす』ことには
重要な意義が3つあります。

 レセプト枚数を増やす本当の意義 その1

アポイントを埋める

現在ではほぼ全ての歯科医院が
予約制の診療体制をとっています。

 

そして我々歯科医師は
基本的に仕事=診療をしなければ
収入を得ることができません。

 

となれば、
『アポイントが埋まる=仕事がある』
ということになります。

 

例えば、
月20日の診療日数、1日30人の
アポ枠がある医院があったとします。

 

その歯科医院のアポイントを全て埋めるには
30人×20日=600アポイント。

つまり1ヶ月間に
のべで600回のアポイントが必要になります。

 

患者に週1で通院させると、
患者1人あたりの平均来院回数は
1ヶ月間で2〜2.5回くらいになります。

 

すると、実患者数=レセプト枚数は
300〜240枚(人)は必要ということになります。

 

レセプト枚数=実患者数を増やすことで
アポイントが楽に埋まるようになり
仕事=診療の機会を確保する…

 

これが歯科医院経営者としてのあなたの感覚的に
最もしっくりくるであろう、
「レセプト枚数=実患者数」を増やす意義です。

 

ここで、勘のいい方はお気づきかと思いますが、
レセプト枚数を増やさなくても
アポイントは埋めることは可能です。

 

アポイントの枠を減らしたり、
患者1人の平均来院回数を上げることで
アポイントは埋められます。

 

しかし、あなたにとって
これらの施策はあまり気が進まないですよね。

 

これには「レセプト枚数を増やす」ことに
別の意義が存在していることを意味しています。

 

 レセプト枚数を増やす本当の意義 その2

レセプト1枚あたりの平均点数を下げる

あなたもご存知のように
レセプト1枚あたりの平均点数が高いと
指導の対象になりますよね。

 

患者のために短期間で集中的に治療をする…
本来なら褒められるべきことのはずなのに
実際には注意や罰則が待っています。

 

理不尽ですし、納得はいきませんが
保険診療を完全放棄できない以上、
このことには甘んじるほかありません。

 

この指導対象の可否の判断基準となるのが
レセプト1枚あたりの平均点数です。

 

この平均点数を下げるという目標に対して
「レセプト枚数を増やす」ことが有利に働きます。

 

レセプト1枚あたりの平均点数の算出方法は

対象月の総保険診療点数÷レセプト枚数

 

分母となるレセプト枚数の増加は
算出結果のレセプト平均点数を
小さくする方向に働きます。

 

また、この式を変形させると

レセプト1枚あたりの平均点数 × レセプト枚数
=対象月の総保険診療点数

 

という式が導かれます。
その式から、レセプト平均点数が低いままで
総保険診療点数を大きくしたいなら、
レセプト枚数を増やすべきだということがわかります。

 

ただし、増やした患者のレセプトが
高点数のものばかりになってしまっていたなら
平均点数は上がってしまうことになります。

 

つまり、レセプト枚数を増やすにしても
「点数が低い」レセプトを増やすことをしないと
レセプト1枚あたりの平均点数を
下げることはできないということです。

 

「レセプト枚数=実患者数」が少ないままで
総保険診療点数を大きくするために
あなたが診療をがんばってしまうと、
レセプト1枚あたりの平均点数は
上ってしまう結果となります。

 

あなたが診療をがんばったなら
それを相殺するような
「レセプト点数が低い」患者を増やすよう
努めるしかありません。

 

このような意識を持って
レセプト枚数=実患者数を増やすことで
レセプト1枚あたりの平均点数を下げることができます。

 

ここで
『そんな面倒なことをしなくても…』
と考えついたあなたは「鋭い!」です。

 

レセプト点数が高くなってしまいそうな患者を
保険診療から切り離して自費診療に転換してしまう!
という手があります。

 

このことは、レセプト枚数=実患者数を増やす、
3番目の意義にも通じています。

 

 レセプト枚数を増やす本当の意義 その3

自費診療の患者を増やす

保険診療に束縛があるのは仕方のないことです。
今回考えたように、『あなたが診療をがんばると
レセプト1枚あたりの平均点数が上ってしまう』
ということを社会保険制度は良しとしていません。

 

このような理不尽に対しての逃げ道として
自費診療への転換は間違ってはいません。

 

感覚的にはあなたも理解していたと思いますが、
自費転換をレセプトの平均点数を下げるための手段と
明確に認識した上で行なっている院長は多くありません。

 

このことを別にしても、
レセプト枚数=実患者数を増やすことには
「自費診療の患者を増やす」側面が
意義として存在しています。

 

自費診療を増やしたいというのは
どの歯科医院の院長も願っていることの1つです。

 

しかし、最初から自費診療を望んでいる患者を
十分に集められている歯科医院はごくわずかです。

 

あなたの歯科医院のほとんどの患者も
最初は保険診療を望んで
来院しているのではないでしょうか…

 

つまり、自費診療の患者というのは
保険診療を希望する患者から転換されて
そうなっているということです。

 

どの歯科医院医院でも、どれくらいの割合で
保険診療の患者から自費診療の患者に転換するかは
おおよそ決まっています。

 

式に表してみるとこうなります。

保険診療の実患者数 × 自費診療への転換の割合
=自費診療の実患者数

 

自費診療の患者を増やすためには
保険診療からの転換割合を増やすか、
保険診療の患者の数を増やすかの
どちらか、あるいは両方を成し遂げるしかありません。

 

つまり、自費診療患者の供給源としての
保険診療の患者を増やせば、
他の診療体制や説明方法などを特に変えなくても
自費診療の実患者数は増えるということです。

 

このように、レセプト枚数を増やすことは
自費診療を増やすことにもつながっていることも
認識しておく必要があります。

 

 レセプト枚数を増やす本当の意義 まとめ

レセプト枚数=実患者数を増やすことの3つの意義は
あなたの腑に落ちたでしょうか。

 

レセプト枚数=実患者数を増やすことには
売上を増やすということはもちろんのこと、

 

1、アポイントを埋める(仕事の確保)
2、レセプト1枚あたりの平均点数を下げる
3、自費診療の患者を増やす

 

このような重要だけれど隠れている意義があります。

 

実患者数を増やすことは経営上の要の1つであり、
経営者としての院長の最重要となる仕事の1つです。

 

ただし、コストもそれなりに発生しますので、
費用対効果のチェックや成果の測定は常に行うと同時に
1つの方策に依存せぬように代替となる方策を
模索し続けることが大切になります。

…………………………………………………………………………

考えてみましょう

さて、それでは恒例のシンキングタイムです。

 

今回の話の内容がぴったり当てはまるのは
保険診療を主体としている歯科医院になります。

 

自費診療を主体としている歯科医院でも
患者が流入してくる動線が「保険診療」であるなら
3番目の意義は当てはまるはずです。

 

しかし、最初から自費診療を希望している患者を
集めることができている歯科医院には
今回の話は的外れに感じる部分がおおいでしょう。
1番目の意義が当てはまるかな、というところです。

 

最初から自費診療を希望している患者を集めて
自費診療を主体とした歯科医院にしたいと考えている
院長はたくさんいますが、実現できている院長は
一握りにとどまっています。

 

そうなるためには『高い技術が絶対に不可欠』
と考えている院長がおいでですが、
実際にはそうではありません。

 

技術は並外れていなくとも、自費診療を希望する患者を
十分に集められている歯科医院はあります。

 

では、最初から自費診療を希望している患者を
集めることができている歯科医院がしていることで
最も重要なことはどんなことでしょうか。

 

 

せっかくここまで読んだあなたなら
ぜひとも、考えてみてください!
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(ここは考える時間です)
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それでは答えです。

 

 

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