あなたの歯科医院をブランディングする際の2つの注意点

「ブランド」「ブランディング」
どちらもよく耳にする言葉ですが、
十分理解している方というのは
案外少ないものです。

 

こんにちは、株式会社120パーセント代表、
小さな歯科医院、クリニックの集患コンサルタント、
歯科医師の 近  義武 です。

 

今回は歯科医院の『ブランド』についての話です。
日常でもよく使うこの『ブランド』という言葉…
『ブランド』とはいったい何なのか?
まずはここから、話を進めていってみましょう。

 

「ブランドってグ○チとかエ○メスみたいな高級品のこと?」
と思われるかもしれません。
狭義では間違いではありませんが、今回は
『ブランド』をもうすこし広義で使います。

 

では高級品以外でなら
「ブランド」と聴いてあなたは何を思い浮かべますか?

流行・・・?
憧憬・・・?
いいもの・・・?
欲しい・・・?

考えるほどよくわからなくなってきたりします。
以前にこんなことがありました。
知り合い何名かと一緒に食事に言ったときの話です。

 

ふとした瞬間にその中のある方の左腕に目が止まりました。
ちょっと珍しい腕時計をなさっていまして、
ついついガン見・・・。

 

42~45mm、機械式のスポーツタイプのクロノグラフ。
ご本人の雰囲気や服装にもマッチしていて
個性的な割にイヤミがありません。
そうこうしているうちにご本人に気づかれました。

 

「これですか?最近手に入れたんですよ。」
「オートマですか?」
「そうです。○○○のなんですよ」
「ほう〜、いいですね。通好みじゃないですか。」
「あれ!?わかるんですか?」
「実は腕時計フリークでして・・・」
「○○○を知っている人に始めて会いましたよ。」
「ぶっちゃけ、いか程で手に入れられたんですか?」
「いや、実は・・・・」

 

しばらくは時計談義に花が咲きました。
○○○は一般的には有名ではありませんが、
腕時計メーカーとしては超一流です。

 

ムーブメント(中身の機械本体のこと)にも
こだわりがあって、“近”のなかでは
真面目で実直なイメージのメーカーです。

 

“近”はこの時計を「ブランド品」と認識するのですが、
一般的にはどうなんでしょうか・・・?

 

『時計のことなんて知らないし、
興味もないし、欲しいとも思わない…
ブランド品?・・・う〜〜ん・・・』
正直こんな具合でしょうねぇ…

 

もう一度改めてお訊きしますが、
『ブランドって何でしょうか?』

 

あなたの歯科医院をブランディングする

カンタンにいうと、『ブランド』とは
「患者が感じるあなたの歯科医院や診療のイメージ」
「あなたの歯科医院ならではの、他とは違う個性」
のことです。

 

そしてズバリそれは患者との「約束」です。

品質も約束…
数量も約束…
技術も約束…
ポリシーも約束…
保証も約束……

 

患者がその約束を信用した時点で
いわゆるブランディングが成立します。

 

どういう患者と約束をするのか?
どんな約束をするのか?
どうやって顧客に伝えるか?
これらを考えて実行するがブランディング戦略、
そしてその成果がブランド化です。

 

我々歯科医師であれば患者との約束。
さらには歯科医院と患者の約束です。
なんとなくわかりますか?

 

歯科医院のブランド化を行う場合、
この「約束する」という概念を受け入れなければ
成功はおぼつきません。

 

そしてこの「約束」が患者に信用されて浸透すると
あなたやあなたの歯科医院に「イメージ」がつきます。

 

「患者があなたやあなたの歯科医院に感じるイメージ」であり、
「他の医院とは違うレッテル・マーク」を患者がつけるのです。

 

このイメージやレッテルの方に注目の中心を置いたものが、
ほとんどの方がいわゆる「一流ブランド」に接した際に
そのブランドに対して感じる『ブランドイメージ』です。

 

こちらを見てしまうと
「高級品、流行、憧れ、いいもの、一流」みたいな
ブランドと聞いて思い浮かべる典型的な姿が見えることになります。

 

あなたと患者との約束=ブランドは
あなたが一方的に心の中で約束して守っているだけでは
あなたにも、患者にも、得をすることはちっともありません。

 

どういう患者とどんな約束をするのか?
どうやって患者に伝えてどうイメージさせるか?

ブランディング戦略を立て、
あなたやあなたの歯科医院ブランド化できれば
あなたにとっても患者にとっても
良いことがたくさんあります。

 

あなたにとって
「好ましいイメージ」がつくことは
歯科医院経営上、特に集患面においては
絶大な恩恵をもたらします。

 

競合歯科医院を意識しないわけには行かないほど
歯科医院数が増えてしまっており、
しかも情報化社会の発達により
あなたと競合とは簡単に比較されます。

 

そしてその割に患者の歯科医療に対する
根本的な理解度はあまり上がっていませんから
あなた独自の特色などが出しにくい状況です。

 

こんな中であなたやあなたの歯科医院に
「好ましいイメージ」「競合とは違うイメージ」がつけば
それだけでも患者に選ばれやすくなります。

 

患者としても
「自分にぴったりあった歯科医院」探しには
同じようにしか見えない歯科医院ばかりでは
確信して選ぶことができっこありません。

 

「こんなはずじゃなかった」と
思いたくない患者には
ブランディングされた歯科医院は
(最終的に選ぶか選ばないかは別にしても)
選択肢の中に入れたくなるような
目立つ存在になります。

 

歯科医院が
わかりやすい特色を出してくれることは
患者にとっても有益なのです。

 

歯科医院が『ブランディング』を進めるにあたっては
様々な方法論がありますが、
何れにしても心得ておくべき注意点があります。

 

『歯科医院のブランディング』 注意点その1
全国区まで知名度を上げたくなる

『ブランド』という言葉に固定観念があるために
『ブランディング』は間違った方向に進みやすいので
それなりの注意が必要です。

 

その1つが
「日本全国に知れ渡るようにしなければ・・・」
と思ってしまうことです。

 

逆に言えば、あなたの歯科医院を
「全国的な超有名歯科医院」にする必要はないということです。

 

実際問題として、これを現実するのは
非常に難しいと言えます。

 

技術的なこと、権威的なこと、
PRに使う資金的なことなど、
どれ1つとっても日本有数になるのは大変です。

 

全国的に名を売るなら
上記の全てが揃っていても
確実とは言い切れないでしょう。

 

大変な労力が必要ですし、
それに見合う見返りも期待できません。

 

『歯科医院のブランディング』 注意点その2
治療方法でブランディングしたくなる

『インプラントの○○歯科』
『入れ歯の○○歯科医院』

ちょっと惹かれますが、
ブランドとして成立させるにはハードです。

 

現在、独自の治療方法やテクニックを持つ歯科医師や
実行可能な歯科医院はたくさん存在しますが、
「患者に理解しやすく、欲してもらいやすい
独自の治療方法やテクニックを持つ」となると
ほとんどいなくなります。

 

例えば、黎明期のインプラントとか、
開面金冠が一般的な頃の審美CR治療とかなら
患者に理解しやすく、欲してもらいやすかったはずです。

 

しかし、取り扱う歯科医院が増えてしまえば
治療方法の有無ではブランディングはできなくなります。

 

我々歯科医師としては細かいテクニックの違いなどを
患者に理解して欲しいところですが
それは無理というものです。

 

患者には医学の基礎も、歯科の特異性も、
何もかもがわかっていません。

 

我々はもう数十年も勉強をしてきていますから
それなりに説明されれば大抵のことは理解できますが
患者はそうはいきません。

 

平易な言葉で説明されようが、図解されようが
わからないものはわからないのです。

 

同じ治療方法を採用している他の競合歯科医院と
なんらかの差をつけようとすれば
細かい差を強調するしかありませんが、
理解できなくてはその差はないのと同じです。

 

情報化社会の発達によって
他の歯科医院の内実を以前よりも容易に察知もできます。
良いと思った治療はこちらも導入しようという流れが
生まれやすいということでもあります。

 

多少の珍しさ、特異性、違いなども
すぐに追いつかれて消されてしまいやすいのです。

…………………………………………………………………………

考えてみましょう

さて、それでは恒例のシンキングタイムです。

 

ブランディングの際に患者とする約束は
利便性だったり接遇だったりがこれまでの主流でした。

 

誰でもどんな患者でも見るということが前提でしたから
誰を相手にしても守れる約束となると

「…夜⚪︎時まで受け付けます」
「親身になってお話を伺います」
「相談して治療方針を決めましょう」

みたいなことにせざるを得ないからです。

 

しかし、歯科界にも世間から10年遅れてようやく
マーケティングが導入され始めて
「ターゲットを決める」ことが
それほど珍しくなくなりました。

 

では「ターゲットを決めた」なら
患者との約束はどういうようになるのでしょうか。

 

 

せっかくここまで読んだあなたなら
ぜひとも、考えてみてください!
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(ここは考える時間です)
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それでは答えです。

 

 

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