歯科医院経営における『景気』の影響 ⑤
今回のシリーズでこれまで見てきたことからも、
あなたの実体験からも、好景気の時の歯科医院の経営は
特別な施策を打たなくとも回していけるものです。
問題となるのは不景気における経営手腕です。
不景気時を上手く乗り切ることができれば、
あなたの医院の収益力、財務体質が強化され
好景気となった時に飛躍に繋がります。
歯科医院経営における『景気』の影響
その5 不景気時の施策
施策の優劣であなたの手元に残る資産の大きさも
断然変わってくるということになります。
主な施策のポイントを見てみましょう。
歯科医院における不景気時の施策 ①
粗利率の増大
売上から変動費を除いたものを粗利と言います。
変動費は売上がなければ発生しない経費のことです。
技工費、材料費、薬剤費などがこれにあたります。
同じ売上でも変動費が大きいと粗利は小さくなります。
売上における粗利の割合が大きいほど、すなわち
変動費が小さいほど効率がよいということになります。
修復治療をインレーからレジンにシフトする施策は
粗利率を押し上げるためのものと言えます。
ただし、あなたのチェアタイムと粗利をチェックして
かえって非効率になっていないかを確認する必要があります。
歯科医院における不景気時の施策 ②
人件費の圧縮
不景気時には仕事の量が減りやすくなります。
そのため過剰雇用が発生しやすくなります。
仕事の量に見合った人員の配置をしてください。
リストラ、減棒、アルバイトへのシフトなど
経営者としてするべきことをします。
温情で歯科医院が傾いては本末転倒です。
人件費は売上がなくても発生するので、
変動費ではなく固定費に分類されます。
つまり粗利の中に含まれます。
粗利に対する人件費の割合は
20%以下に抑えたいものです。
歯科医院における不景気時の施策 ③
キャッシュフローの改善
人件費以外の固定費も削減の対象です。
テナント料や土地代、駐車場代などの値下げ交渉を
トライしてみることです。案外通るものです。
月々のリース料の減額はかなり厳しいでしょう。
全額固定費(経費)となりますが柔軟性はありません。
借入金であれば元金の返済は経費ではありません。
しかし、借入期間の延長交渉の余地はあります。
月々の返済費用の減額ができれば
キャッシュフローに余裕ができます。
これらの施策で売上が多少減少しても
医院経営にダイレクトに影響が出にくい財務体質を
構築することが重要になります。
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考えてみましょう
さて、それでは恒例のシンキングタイムです。
本文中でも触れましたが、リース契約には
フレキシビリティはほとんどありません。
状況の変化への適応という点では不利な仕組みです。
我々利用者側のメリットは
『リース料の全額を経費にできる』と言われています。
物品の販売業者としては手軽に実行できて
我々に売りつけやすくなるのが大きなメリットです。
しかし、リース契約の実際のメリットは
実はそこにはありません。
借入金にも減価償却がありますし、
設備に対する借入金は稟議も通りやすいものです。
あまり知られていないリース契約のメリットとは
どんなことでしょうか。
せっかくここまで読んだあなたなら
ぜひとも、考えてみてください!
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(ここは考える時間です)
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それでは答えです。
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