歯科医院経営における『景気』の影響 ①
景気の低迷がつづいているため考えにくいですが、
今後、いつかは景気がよくなるのは間違いありません。
いつなのか、どれくらい続くのか、その大きさは・・・
予測できませんが準備は必要です。
要するに、奇跡的に景気が良くなるかもしれないから
どんなことが起こるのか、院長として
予習をしておこう!ということです。
歯科医院経営における『景気』の影響
その1 『景気』とは?
ここは経済学の学術を学ぶ場ではありません。
あくまでも歯科医院の院長がわかっていればいいのは
『景気とは患者の財布のひもの緩み具合』
ということだけで十分です。
例えば、
景気が良いと一般の会社・企業の業績が向上します。
業績が向上する労働者の賃金が上昇します。
賃金が上昇すると労働者には余剰の資金ができます。
余剰の資金は消費に回ります。
消費が増えて一般の会社・企業の業績が向上します。
我々歯科医院の患者のほとんどは
サラリーパーソンとその家族ですから
「労働者」に分類できます。
昇給したり、ボーナスが期待できるなら
患者は安心して歯科診療にお金を使います。
お金を使う「気分」が「景気」の正体とも言えます。
歯科医院経営における『景気』の影響
その2 雇用関係・人件費
我々歯科医院の院長は労働者ではなく経営者です。
ざっくり言うと、
総売上から変動費と固定費と引いた残りが利益です。
変動費と固定費を合わせたものが総経費になります。
歯科医院で発生する経費のうち、
比率が大きいのが『人件費』です。
経費の30%位になっているところが多いでしょうか。
売上があってもなくても発生するため
「固定費」に分類されます。
景気が良くなって総売上が増えたとき、
経費の上昇を抑えられればその分利益が上がります。
人件費も変わらなければいいのですがそうもいきません。
景気が良くなって歯科医院の売上が上がるということは
従業員にとっては仕事が増えて忙しくなることを意味します。
賃金が上昇しないと不満が募ります。
さらに他の医院や他業種で仕事量の増加に伴う
労働力不足に端を発して賃金上昇をしはじめます。
何らかの施策を打たないまま放置すると
あなたの医院から従業員は流出していく事態に発展します。
景気が良い時の労働市場は売り手市場、
つまり人材不足で募集が多い状況になります。
あなたがあらたに従業員を募集しても、
良い人材を再確保することは厳しいでしょう。
何れにしても人件費は上昇せざるを得なくなるのです。
ただし、賃金だけで人件費を考えるのではなく、
賃金以外でもあなたの医院への忠誠心が上がるような
施策を考え実行することが重要です。
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考えてみましょう
さて、それでは恒例のシンキングタイムです。
賃金以外であなたの医院への忠誠心が上がる施策は
いろいろと考えられば考えられるはずです。
例えば、従業員の成長教育プログラムの用意。
人は自分が成長している実感のために
精進努力をしていく部分があります。
そこを汲み取って制度化するということです。
賃金体系や査定に連動させるとさらに効果的です。
ただし、構築までに手間や時間のコストが発生します。
外部からのシステム導入にも金銭コストが必要です。
外部の教育プログラムには注意点が2つあります。
1つは従業員のモチベーションが
絶対的に必要なものは避けること。
モチベーションを常に高く保てるなら苦労はしません。
モチベーションがなくても走るようになっていないと
うやむやのうちにお蔵入りしてしまいます。
ではもう1つの注意点とはどんなことでしょうか。
せっかくここまで読んだあなたなら
ぜひとも、考えてみてください!
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(ここは考える時間です)
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それでは答えです。
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