あなたの歯科医院を紹介してもらう ②
あなたの歯科医院を紹介してもらう
そのポイントを話しています。
まずは患者に『依頼をする』
紹介や口コミは自然発生的に発生しません。
患者にあなたの医院を紹介してくれるように
患者にしっかり依頼して下さい。
『イベントに誘う』
院内で小さなイベントを企画して
そこに新規の患者を誘って貰います。
ほとんどの患者にとって歯科医院は
あまり訪れたくない場所のひとつです。
不快なこと、痛いことをされるイヤな場所・・・
それが歯科医院のイメージです。
なので、患者自ら歯科医院の
敷居を高くしているきらいがあります。
そこでイベントに誘ってもらうわけです。
診療で来院する際の肉体的な苦痛も
金銭的な負担もない形で来院してもらうのが
イベントに誘ってもらう最大の目的です。
イベント自体については
基本的に何でも構いません。
来院の理由にさえなれば良いのです。
おススメなのはミニ説明会です。
患者が知りたい情報を院内で解説をしてあげます。
例えば「矯正」についてであれば
「保護者が気付きにくい悪い歯並び」
などと題してあなたが講話をして
その後質問や個別の相談を受ける。
人数もほんの数人集まれば
それで構わないのです。
少なければその分パーソナルな話を増やせば
相談会に来たような感じになります。
イベントの形式に関しては
説明会以外にも勉強会、セミナー、
相談会、講習会、見学会、体験会、懇話会、
発表会、学習会、解説会・・・などなど
内容と誘いやすさ、来院しやすさで
あなたがチョイスして下さい。
やることはほとんど同じですから
それほど身構えずに企画して下さい。
院内で行なえば特に出費もかかりませんし
あなたの準備も多大ということはありません。
これらの「学習系」のイベント以外にも
「交流系」のイベントもあります。
患者同士で体験を語り合ったり
悩みを通じて交流したりする場を設けて
あなたはオブザーバー・専門家として
参加することになります。
既存の患者で協力者が用意できるのであれば
これも良いでしょう。
「学習系」とのハイブリッドもありです。
座談会、交流会、話しを聞く会、体験発表会
情報交換会・・・などなど患者同士のふれあいを
演出できれば問題ありません。
さらにイベントとして「交歓会系」もあります。
こちらはメインが『遊び』の会です。
BBQとかクリスマス会などの
まさしく「イベント」を行なう形式です。
こちらは会員制度がしっかり組織されているとか
歯科医院を核に家族ぐるみの付き合いが
既に存在しているとかの状況がないと
お寒いことになってしまうリスクもあります。
準備もそれなりの覚悟が必要となりますので
少なくとの第1回目にはオススメしません。
どちらかというと優良既存患者に対する
感謝のイベントと考えた方がいいでしょう。
ある治療、例えば「インプラント」に対して
興味を持っている患者が複数いる・・・
その患者にための説明会をネタに
他に患者、新規の患者の来院を促す・・・
単純にいえばそういうことです。
気軽に企画してみてはどうでしょう?
さて、それでは恒例のシンキングタイムです。
今回の『イベントに誘う』に関しては
ちょっとした注意点があります。
1つは「説明会の主役はあなたではない」というコト。
あなたの症例発表会や成果報告会ではありません。
患者が感じるであろう基本的で素朴な疑問を
解消してあげて下さい。
患者中心のイベントであることをお忘れなく。
同様にもう1つ注意点があります。
院長が張り切り過ぎるとおかしやすい
間違いなのですが、どんなことでしょうか?
せっかくここまで読んだあなたにはぜひとも、
いろいろと、考えてみてほしいなぁ・・・と思っています。
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(ここは考える時間です)
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おなじ歯科医師同士、苦労が他人事と思えない分だけ、
報われる日が1日でも早く訪れてほしいと
心から思うわけです。
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以上、参考になったでしょうか。
これまでにも、日常の中から歯科医院経営のヒントを掘り出しています。
「気付き」にまとめておりますので、読み流すと楽しいかもしれません。
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ありがとうございました。
近 義武
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