あなたの自己資金と借入金はインフレ・デフレでこう変わる
私だけではないと思いますが、
懇親会や会食などに参加して遅くなった時などには
帰途にTaxiを使うことがそれなりの頻度であります。
そんな時には運転手さんに
近頃の景気や利用客の様子を尋ねることにしています。
こんにちは、株式会社120パーセント代表、
歯科医院の集患・経営、ブランド構築コンサルタント、
歯科医師の 近 義武 です。
景気判断は私自身の事業戦略や
クライアントへのアドバイスに影響するものです。
データを眺めるのも大切ですが、現場の生の声を聞くのは
景気の方向性を感じ取りやすいと感じています。
例えば、あからさまに景気の悪化が予測されている状況では
歯科医院の改装・増築・移転などの相談に対して
諸手を上げて賛成することが難しくなります。
つまり、景気判断によって
歯科医院経営の舵取りが変わるということです。
特にお金に対する考え方が変わるので
資金投下の方法や自己資金の扱いなどを
的確に調整しなければならないのです。
景気は難しくない
景気は、緩やかなインフレが安定継続した状態が
最も歯科医院経営に有利になりやすいと言えます。
個人(患者)がお金を使ってくれやすい状況ということです。
インフレではお金の価値が下がってモノの価値が上がります。
デフレでは逆にお金の価値が上がってモノの価値が下がります。
去年100円だったリンゴが今年110円になるのがインフレ、
同じく100円だったリンゴが今年90円になるのがデフレです。
今年1000円持っていたら、リンゴ10個と交換できます。
来年インフレになったら、1000円でリンゴ9個とおつり10円、
デフレならリンゴ11個とおつり10円に交換できることになります。
インフレが予測されるなら、
今年のうちにりんご10個と交換しておこう、
すなわち購入しようという心理が働きやすいということです。
そういう気分が日本国民全体に広がると
モノが売れて企業が儲かり、給与が増えて懐が温まるので
さらに購買意欲が増すという循環が「好景気」の正体です。
あなたの自己資金はどう使う?
ではここに自己資金100万円が手元にあるとしましょう。
診療室を改装、整備するのに現在なら100万円かかります。
来年10%のインフレが予測されていたら、
改装は今行う方が有利でしょうか?
それとも来年まで待って行った方が有利でしょうか?
ここでは、改装は今行う方が有利となります。
インフレではモノやサービスの価値が上がりますから
診療室を改装する料金が値上がりすることになります。
インフレ率10%で、来年には110万円になる予測です。
来年まで待っていると、自己資金だけでは足らなくなってしまいます。
結論として、「インフレ局面なら購入を急ぐ」が正着となります。
では、来年10%のデフレが予測されていたら、
改装は今、それとも来年、どちらが有利でしょうか?
デフレでは、来年まで待って行った方が有利となります。
お金の価値が上がってモノやサービスの価値が下がりますから
診療室を改装する料金が値下がりすることになります。
デフレ率10%で、来年には90万円になる予測です。
来年まで待てるなら、自己資金を使ってお釣りがきます。
つまり「デフレ局面なら購入は待てるだけ待つ」が正着となります。
ではあなたの借金は?
インフレではお金の価値が下がり、
デフレでは逆にお金の価値が上がります。
これは借金にも当てはまります。
借金もお金の一種だからです。
同じように現時点で100万円を借金して
診療室を改装、整備するとしましょう。
借金の利息は3%で、MBを1本10万円で治療しています。
(話を単純にするため10万円全てを利益とします)
あなたが元利ともども来年に返済するとして、
10%のインフレが予測されていたら、
どんなことが起こるでしょうか?
仮に今日、MBが10本決まって、
患者が治療費を前金で全額入れてくれるなら
借金をしなくても改装の代金を支払うことができます。
そしてあなたの提供するのはMB10本分の仕事です。
では上記のようなことは起こらなかったとして、
1年後どうなるかを見てみましょう。
あなたは利息を含めて103万円を返済しなくてはなりません。
1年後は10%のインフレが起きているので、
モノやサービスの価値が上がっています。
あなたもMBを1本11万円で治療しています。
すると、1年後の世界ではMB10本分の仕事をすると
110万円の利益があって103万円を返済して
手元に7万円が残る計算になります。
インフレなら借金の価値が下がって(目減りして)いきます。
利率よりもインフレ率が高いなら、あなたが同じ仕事を提供しても
むしろお釣りが来ることになります。
ですから、インフレ局面では借金を無理に繰り上げ返済などせずに
これまでと同様のペースで返済を続けた方が有利になります。
インフレだった日本の高度成長期には
多少無理をしても借金をして不動産を購入することは
理にかなっていたと言うことができます。
歯科医院経営においてもそれは同様です。
インフレ時に借金をして効果的な資金投下をしたり
事業規模の拡大を目論むことは間違いではないのです。
ただし、金利動向にも注意必要なことは言うまでもありません。
では、来年10%のデフレが予測されていたら借金はどうなるでしょう。
現時点で100万円を借金、利息は3%、MBを1本10万円です。
1年後にはどんなことが起きているのでしょうか。
1年後の世界では10%のデフレが起きているので、
モノやサービスの価値が下がっています。
あなたはMBを1本9万円で治療しています。
MB10本分の仕事では90万円の利益にしかなりません。
103万円を返済するにはMB11本に治療をして
さらに4万円を持ち出さなくてはならないのです。
デフレでは借金の価値が上がって(膨れ上がって)いきます。
あなたは1年前よりもたくさんの仕事を提供しなくては
借金を返済することができなくなります。
ですから、デフレ局面では借金はできる限りしないと言うのが
基本的な考え方になります。
貯蓄や利殖に励むよりも、繰り上げ返済などをして
借金は早期に解消してしまいましょう。
デフレでは何しろ現金が強いので、
設備投資などは自己資金を活用して買い叩き、
現金を溜め込んで大人しくしているだけ十分です。
放っておいても現金の価値が増えていくのですから
余裕の自己資金はデフレ下ではなまじ動かないのがベストです。
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考えてみましょう
さて、それでは恒例のシンキングタイムです。
我々は資本主義社会に生きています。
世界規模でいえば現在は景気は低迷していると言えます。
しかし日本はまだ完全にデフレを脱却していません。
そんな日本を世界の市場関係者は静観しています。
彼らにも日本の今後のことは読み切れません。
なぜなら人類史上初めてのコトが起きているからです。
では、日本で人類史上初めて起きているコトとは
どんなことでしょうか?
せっかくここまで読んだあなたなら
ぜひとも、考えてみてください!
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(ここは考える時間です)
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