従業員のアレをコントロールする
いきなりですが、Quizです。
ヒトは『楽しいから笑う』のでしょうか？
それとも『笑うから楽しい』のでしょうか？
あなたはどちらだと思いますか？
10秒でどうぞ！
はい、終了です。
ちょっと考えると、『楽しい（感情）→笑う（行動）』だけが
正解のように思えるかもしれませんが、そうではありません。
正解は…『どちらもアリ』です。
Quizとしてはちょっと卑怯かもしれませんが、これは真実です。
このことは『感情と行動は一致する』コトを表わす例の１つです。
そしてそれは感情側に行動側が附いていくだけではなく、
行動側に感情側が附いていくこともありえることなのです。
逆に、感情と一致しない行動をし続けたり、
行動に一致しない感情を持ち続けるコトはとても困難になります、
踊りながら気分が滅入る話しをしたり、笑いながら怒り続けたり、
スキップしながらイライラしていられないのです。
この真実は「感情を無理矢理にでも変化させる」手段として
考えた場合、非常に強力であることを示しています。
ただし、変化の方向性はつけられますが、
変化の量を予め設定することはできません。
おおよその方向に動かすだけです。
それだけだとしても、いくらでも応用が利いて
汎用性の高い真実といえます。
歯科医院の中でのことでいうと、
スタッフの感情を変化させることもできます。
例えば、一歩足を踏み入れると
空気が淀んでいるように感じる歯科医院があります。
あれはスタッフ全員に覇気がないことの現れです。
このスタッフに「やる気を出せ」「もっと積極的に」
といくらあなたが言葉で言っても
そうそう変わってくれるものではありません。
ならば、「行動」の方から変えていくアプローチをしてみます。
予算だけをあなたが決めて、スタッフ全員のユニフォームを
スタッフに任せて一新してみたり、医局を自由に模様替させたり
楽しんで行動ができそうな「何か」をさせてみるのです。
その「何か」をみんなでワイワイやることができれば、
それをいつも身につけたり、見続けたりすることで
常にその時の記憶が呼び戻されることになり、
結果としてはポジティブな変化となって表れます。
先ほどもいったように、どれだけ変化するかはわかりません。
あなたの思い描いたところまでは届かないかもしれません。
ならばまた別の「楽しそうな何か」を提案してみれば良いのです。
きっとまた変化はあります。
よく耳にすることですが、
『形からはいる』というのもまんざら悪くはないのです。
期待半分程度でやってみる価値はあります。
さて、それでは恒例のシンキングタイムです。
「スタッフのモチベーションを上げよう」
みたいなノウハウやTipsが世の中には溢れています。
歯科の世界でも「あらゆる業界で成果のあった手法」
のような謳い文句で営業がされています。
実際の中身としては、
今回の「感情と行動の一致」を利用して
気分良く仕事をさせることと
目の前に小さい目標を常の提示することで
方向性を示しているくらいのものが大半です。
そもそも「モチベーションを上げる」コトは
できないと思っていた方が良いものです。
たまたま結果がそうなったというだけで、
狙ってできるなら「ヒトラー」になれてしまいます。
話がそれましたが、もとより
『他人の感情をコントロール』するのは
目指すべきことでもできることでもありません。
とはいえ、従業員に自由気侭に仕事はさせられません。
やはり管理することは必要です。
では何を管理すれば良いのでしょうか？
せっかくここまで読んだあなたにはぜひとも、
いろいろと、考えてみてほしいなぁ・・・と思っています。
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（ここは考える時間です）
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それでは答えです。
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考えてみましたか？
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ありがとうございました。
近 義武
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