歯科医院の院長の労働時間のコントロール法 ⑤
歯科医院の院長の労働時間の話をしています。
必要な労働時間は短いに越したことはありません。
さらに働きたいのであれば、自分の意志でそれを
選択すれば良いからです。
かといって、やみくもに労働時間を減らしても
必要な収入を得られないのなら本末転倒です。
そこでまずは、あなたに必要な収入を得るために確保したい
1時間あたりの売上(真の時給)を計算して実感してもらいました。
現実として今後の現役期間で、(収入のない)老後を含めて
生きている期間に必要な資金を稼ぎきらなければなりません。
必要な資金は、(11 今後必要な総年収)を
資産と負債で補正した額(=12)になります。
※年金や共済金、不動産の売却金などの
見込み金を組み入れることはあなたの裁量により自由です。
不透明な部分があるので、ここでは考慮しないことにします。
話しを戻します。
(12 今後必要な総年収を資産と負債で補正した額)を
稼働年数で割れば1年分の必要な年収が算出されます。
この額(13 1年間に得るべき真の年収)は「手取り額」です。
そこで、税率と利益率によって売上に変換してみます。
{(04 必要とする年収)×(今後の生存年数)}を補正
=(12 今後必要な総年収を資産と負債で補正した額)
=(13 1年間に得るべき真の年収)×(稼働年数)
(13 真の年収)÷(税率50%)÷(利益率25%)
=(15 真の年収を得るために必要な年間売上高)
=(18 研鑽等の補正をした時給)×(補正率1/2)×(年間労働時間)
これらの等式が成り立ちます。
最も重要なことは現在のあなたの手取りの年収で
(13 1年間に得るべき真の年収)を上回ることです。
現在のあなたの手取りの年収は以下のように算出します。
21 昨年の総売上 =(保険分 + 自費分 + その他の売上)
22 手取り年収 =(昨年の総売上)×(利益率25%)×(税率50%)
あなたの手取りの年収が(13 得るべき真の年収)を
上回わっていないなら、これを上回らせなければなりません。
さもなければ、不働期間の生活に影を落とすことになります。
上回らせるには2つのアプローチがあります。
アプローチA (13 得るべき真の年収)を下げる
1)(04 今後必要とする年収)を下げる
慎ましい生活をするということです。
将来ではなく、今からということになります。
2)(03 引退を考えている年齢) を上げる
(稼働年数)を伸ばして、働く年数を増やします。
引退して余生を送る年数を縮めます。
※ 数式上、(今後の生存年数)を小さくすることでも
得るべき真の年収を下げることはできます。
しかしこれをやると想定より寿命が長かった時に
困ってしまうので、やめておきましょう。
アプローチB あなたの手取りの年収をあげる
1)年間労働時間を増やす
・年間の稼働日数を増やす
・1日の稼働時間)を増やす
休日を減らして働く日数・時間を増やします。
2)研鑽・集患等の補正率を「1」に近づける
・習得時間が短いこと優先する
・無駄に過ごさず効率よく行なう
・長期間活用できることを優先する
この時間をいかに濃密にできるかで収入が変わります。
3)(利益率=売上に対する利益の割合)を上げる
・変動費率を圧縮する
・固定費率を圧縮する
利益率が高ければ、同じ売上額でも年収が上がります。
4)売上そのものを増やす
・患者数を増やす
・患者単価を増やす
・来院回数を増やす
極力固定費を増やさずに行なうようにしましょう。
※脱税は違法です。合法的に行なうには
それ以上に収入を増やすしかありません。
これらを単独、または組み合わせて
あなたの手取りの年収が(13 得るべき真の年収)を
上回るようにしていきます。
今回出てきた数値を把握しておくことは
経営を健全化する場合にも活用できます。
我々はドクターとはいえ経営者です。
必要な数値に関しては定点観測が必要です。
さて、それでは恒例のシンキングタイムです。
あなたの手取りの年収が(13 得るべき真の年収)を
上回るようにしていくアプローチを今回は
『時間』を中心としてあげてみました。
アプローチB-2の中に
「長期間活用できることを優先する」があります。
研鑽でも集患でも基礎的・根源的なものほど
長期間にわたって臨床の現場で活用される傾向があります。
新しい治療法や治療機器を追いかけていくドクターがおいでです。
余裕が十分あるのなら構わないと思いますが、
それを起死回生の切り札にしようとするのは
どちらかといえば「博打」に近くなります。
スタンダードになった治療法などは
長期間の活用が見込めます。
しかし、習得に多大な学習時間を必要とするなら
あえてその治療を導入しないというのもアリです。
患者が希望してきたら提携先に紹介すれば良いだけです。
その分の学習時間、専用の治療機器・器具、
あなたの診療時間・説明時間、アシストの人件費…
多岐にわたって節約できます。
さらにまだ大きな利点があります。
それはどんなことでしょうか?
せっかくここまで読んだあなたにはぜひとも、
いろいろと、考えてみてほしいなぁ・・・と思っています。
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(ここは考える時間です)
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それでは答えです。
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おなじ歯科医師同士、苦労が他人事と思えない分だけ、
報われる日が1日でも早く訪れてほしいと
心から思うわけです。
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これまでにも、日常の中から歯科医院経営のヒントを掘り出しています。
「気付き」にまとめておりますので、読み流すと楽しいかもしれません。
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ありがとうございました。
近 義武
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