ラポール確立に向けて意図的に患者と打ち解ける5つの心理的テクニック

意図的なラポール形成

株式会社120パーセント代表、
歯科医院経営戦略コンサルタント、
イケてる歯科医師の 近  義武 です。

 

我々歯科医師の仕事は
初対面の患者と短時間で打ち解ける仕事とも言えます。

 

打ち解けることができれば8割、9割方
良い結果が得られると決まったようなものです。

 

…さすがにちょっと誇張し過ぎかもしれませんが、
それでも重要であることに間違いはありません。

 

その証拠に、「ラポールの確立」の話は我々歯科医師の間で
今も昔も語り尽くされることがない話題の1つです。

 

別の側面からいえば、ラポールの確立を
求めているのに実現が難しいからだともいえます。

 

ラポールの確立の前には
患者と打ち解けていなくてはなりませんから、
それが素早く、しかも高確率で行えるなら
大きなアドバンテージとなります。

 

そこで今回は、“近”が実践済みでかつ効果的だった
『ラポール確立に向けて
意図的に患者と打ち解ける5つの心理的テクニック』
を紹介していきましょう。

 

 ラポールに向けて使える心理的テクニック1

ペーシング&ミラーリング

ペーシングではまずは相手にペースを合わせます。
話すテンポや呼吸、言葉使い、口調などを良く観察し、
それらを合わせていきます。

 

ミラーリングでは相手の動作や様子、気分、感情を
写すように真似していきます。

 

相手が驚いているときは一緒に驚いてみせ、
考え込んだ時は一緒に考え込んでいるような間を開けます。

 

相手をよく見ると、いろいろな動作をしているものです。
髪の毛に触れる、腕を組む、鼻をこする、咳払いをする…
動作はすぐにミラーリングすると相手に気づかれますから
少し時間を置いてから行いましょう

 

『ペーシング』『ミラーリング』はこの後に紹介する
他のテクニックの土台となるものです。
これがきちんとできるだけでも、
相手はあなたに対して相当好意的になります。

 

 ラポールに向けて使える心理的テクニック2

同意と共感の提示(うなづき&あいづち)

ペーシング&ミラーリングが出来たら、
相手の話に対してあいづちを打ったり、
うんうんとうなづいてみましょう。

 

ペーシングができていればそう難しくないはずです。
身体ごと前後に大きく動かすリアクションも
なかなか効果的です。

 

ペーシング・ミラーリングも含め、
相手の話や動きに合わせて反応するテクニックを
『インタラクショナル・シンクロニー(相互同調)』
といいます。

 

人は自分の動きや会話に対して、
的確な反応をしてくる相手に
良い印象を持ちます。

 

しかもこの良い印象は無意識に形成されます。

『なんだか、この先生とは相性が良いかも…』
『なんでも素直に話せそう…』

とそこはかとなく患者が感じるというわけです。

 

 ラポールに向けて使える心理的テクニック3

笑顔と豊かな表情

患者に対して笑顔を向けましょう。
うなづきやあいづちの他、
表情の変化も付け足してください。

 

最初はあなたの顔も初対面の際などでは
緊張で固くなっているかもしれませんが、
意識的にテンションを少し高めにして、
共感した感情に表情を合わせてみてください。

 

同調行動に集中していると、
徐々に緊張も取れてくるものです。

 

大袈裟なくらい表情を表に出してください。
話に対してしっかり反応してくれると、
患者としてはとても話しやすくなり、
どんどん話をしてくれるようになります。

 

 ラポールに向けて使える心理的テクニック4

親しみ・信頼を散りばめる

このテクニックはいつもできるとは限りません。
患者との話の流れの中で使える場面が来たら…
というものです。

 

例えば、
患者が苦労話やいかに大変だったかを語った際に

「よくそんなに頑張れましたねぇ」
「ずいぶん辛かったでしょう」
「その時はさぞ苦しかったでしょう」

など、あなたが患者の味方であることを
言葉で投げかけてあげます。

 

他にも、
「ここだけの話にして欲しいのですが…」
と、打ち明け話をしたり(プライバシーには留意)

「なるほど、それは正しいですねぇ」
と太鼓判を押してあげたりもあります。

 

さらに、あなたと患者の間の雰囲気が
だいぶ柔らかくなってきたら、
失礼にならない程度に言葉や態度を少し崩します。

 

人は信頼されるとその相手に好意をもちます。
打ち明け話をされれば無意識のうちに
信頼されていると感じます。

 

これらは『フレンドリーテクニック』と呼ばれるもので
初対面で相手が警戒している時ほど効果的です。

 

 ラポールに向けて使える心理的テクニック5

ボディタッチ・スキンシップ

これは若干難易度が高いですが
あなたが思っている以上に効果的です。
可能ならぜひ試してみて下さい。

 

なんらかの合意形成ができた時、意思疎通ができた時、
治療方針が固まった時などに握手をしてみる…

 

治療がひと段落ついた時に
肩口から二の腕にかけてに軽く触れながら

「よく頑張りましたね」
「これで大丈夫でしょう」

などの労いの言葉をかける…

 

右手で握手しながら
左手で肩口・二の腕をポンポンと叩く…

 

この辺りはあなたが恥ずかしがらなければ
割と自然の受け入れてくれます。

 

担当医と患者が肩を組んで写真撮影をすることが
ルーティンになっている歯科医院があります。

 

これも打ち解けてラポールを確立するための
演出の1つで単なる記念撮影ではないのです。

 

 

今回紹介したテクニックのほとんどは、
患者の話に対しての反応の技術です。

 

あなたが一生懸命話さなくても、
相手が話してくれている状態を上手く受け止め、
話しやすく後押しして、それに乗れば大丈夫です。

 

お試しください。

…………………………………………………………………………

考えてみましょう

さて、それでは恒例のシンキングタイムです。

 

我々歯科医師は初診時の問診には慣れています。
ただ、診断上の情報を集める質問には慣れていますが
打ち解けるための質問には慣れていません。

 

ですが、質問すること自体に慣れているので
たった2つのことに注意すれば
打ち解けるための質問もすぐにできるようになります。

 

最初の注意点は「患者に気持ち」を
【付加疑問文】または【否定疑問文】で尋ねること。

 

付加疑問文は『〜ですよね? 〜でしょうね?』
否定疑問文は『〜ではなかったですか? 〜ないですか?』
という形式の質問の仕方です。

 

質問が柔らかいものになる、
どんな答えが返ってきても味方の立場でいられる、
という効果があります

 

要するに、質問の形で尋ねつつ
「私はあなたの味方です」とアピールするわけです。

 

そしてもう1つの注意点。
これは“近”が歯科医師で、なおかつ
経営コンサルタントだとわかった際に
一般の方から【患者の立場での不満点】として
よく聞かされることでもあります。

 

どんなことでしょうか。

 

 

せっかくここまで読んだあなたなら
ぜひとも、考えてみてください!
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(ここは考える時間です)
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それでは答えです。

 

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