歯科医院が受けるキャンセルのダメージを極小にする5つの方法 ④

Dentist-Appointment

こんにちは、歯科医師で経営アドバイザーの 近  義武 です。

 

 

 

年配の先生に昔話を聞くと

『キャンセルがあった時だけ一息つけた』

なんていうことも聞かされます。

それほど患者が押し掛けていたということですね。

 

 

 

そういう状況が続くことは、昔も今も

それなりに問題を内包していますが、

良いこともあります。

 

 

 

 

基礎技術の習熟とスピードアップです。

「数稽古」といわれるものに当たりますから

修業時代にはもってこいです。

 

 

 

限界が上がれば巡航速度も上がります。

おおよそどんな時にも

余裕を持った診療ができるようになるには

「数稽古」は否定できないものです。

 

 

 

現在ではキャンセルでホッとするような歯科医院は

なかなか存在しません。

仮にそうだとしても、むしろキャンセル対策を

行うと同時に診療体制を整備していくべきです。

 

 

 

今回でその対策も第4弾です。

 

 

 

 キャンセルのダメージを極小にする

 〜B、ダメージが大きくなるのを防ぐ方法 その1〜

  ユニット稼働率

 

ここまでにお話しした2つの方策は

「キャンセルの発生そのものを抑制」するものでした。

 

 

 

ここからは、

「発生したキャンセルのダメージをいかに小さくするか」

というカテゴリーの話になります。

 

 

 

投資の世界の例え話によく出てくる『卵とかご』の話は

きっとあなたも1度は聞いたことがあるはずです。

 

 

 

「たくさんある卵は1つのかごには盛ってはいけない。」

 

 

 

というリスク分散の話です。

投資の場合は「何もしない」という選択肢も

状況によってはアリですが、

キャンセル対策としてはそうはいきません。

 

 

 

歯科医院はスタンバイしているだけで

ランニングコストが生じます。

 

 

 

あなたの医院のユニットが3台なら

3台ともに患者がいない、稼働していない状況が

最も無駄が大きいことになります。

 

 

 

ある時間帯に1人=1台のユニットにしか

予約がはいっていないとしたら

その患者が直前で予約をキャンセルすれば、

その時間帯はすべてのユニットが空になります。

 

 

 

キャンセルがあったとしても、

他のユニットを稼働させることができれば

歯科医院のダメージを小さくすることが可能です。

 

 

 

すなわち、ユニットごとの予約、

ユニットごとの稼働率を

考える必要があるということです。

 

 

 

この考え方がないと、いつまでたっても

『キャンセル=医院の収入ゼロの時間帯』

という状態から脱出できません。

 

 

 

もちろん、ユニットで患者が寝て待っているだけでは、

診療報酬は1円も発生しません。

 

 

 

あなたが診療をしている以外のユニットでは

歯科衛生士または代診のドクターを使って、

そのユニットを稼働させることができれば、

診療報酬を得ることができます。

 

 

 

あとはあなたの歯科医院のスタッフ体制によりますが、

代診のドクターを使うなら「歯科の治療」、

歯科衛生士を使うなら「メンテナンスや予防処置」の

仕事の分量を確保していくことになります。

 

 

 

このように、それぞれのユニットの

稼働率を高めていくことで

キャンセルがあったとしても

直接的に収益に響かない診療体制を構築していきます。

 

 

 

 キャンセルのダメージを極小にする

 〜B、ダメージが大きくなるのを防ぐ方法 その2〜

 

 

ユニットの稼働率を高いままキープしようとすると

2種類の施策を同時に行う必要が出てきます。

 

 

 

1つは、

「ユニット稼働率を高める施策」です。

 

 

 

これは仕事の分量の確保することと同意義です。

患者がいなければアポイントは埋まらない…

そういうことです。

 

 

 

いわゆる『集患』といわれている施策です。

コレについても話は膨大にありますから

また別の機会に譲るとして、

今回はもう1つの種類の施策を…

 

(続く)

 

 

 

今回は「ユニット稼働率」という概念の話でした。

次回はそこから出てくる具体的で細かい話になります。

 

…………………………………………………………………………

 

考えてみましょう

さて、それでは恒例のシンキングタイムです。

 

 

 

ユニット稼働率を考慮するようになると

単位時間に来院する患者数が増えますから

一時的に慌ただしい感じになります。

仕事の量も増えるからです。

 

 

 

ここでやるべきことが2つあります。

1つは仕事の役割分担の明確化です。

 

 

 

あなたにしかできない仕事、

あなたと衛生士ができる仕事、

助手でもできる仕事、

受付ができる仕事、

 

 

 

忙しくなってくるほど、

あなたはあなたにしかできない仕事、

衛生士は上記の仕事以外で衛生士にしかできない仕事、

という風にならざるを得ません。

 

 

 

こういったことをスタッフ全員がわかっていないと

やたら忙しい人の横で手持ち無沙汰な人がいたり、

患者を待たせたりするようになります。

 

 

 

では、あと1つのやるべきこととは

どんなことでしょうか。

 

 

 

 

せっかくここまで読んだあなたなら

ぜひとも、考えてみてください!

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(ここは考える時間です)

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それでは答えです。

 

 

 

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