歯科医院のレセプト枚数が増える考え方 ④
こんにちは、歯科医師で経営アドバイザーの 近 義武 です。
「何でもいいから患者が欲しい」
本気か冗談半分かすぐにはわかりませんが
このようなことを訴える院長がいます。
このような考えでいると
トラブルメーカーな患者に煩わされたり、
手間ばかりかかってしまって
肉体的、精神的なダメージが大きい割に
経済的に得るものが少ない患者が来たりします。
「貧すれば鈍する」という慣用句があるように
次の一手は余裕がある状況で打っておかないと
選択肢が狭まって後手に回ります。
「患者を増やす」施策も切羽詰まってからは
有効な打開策を打つのも難しくなっていきます。
今回の話で、頭の中の準備は
進めておいていただきたいと願っています。
患者を増やす実質的な目的 3
〜平均点数の抑制〜
あなたもよくご存知の通り、保険診療では
『レセプト1枚あたりの平均点数』が高いと
各種指導が待っています。
患者のために短期間で集中的に治療をしてあげる…
褒められるべきことのはずなのに
実際には注意や罰則が待っています。
理不尽ですし、納得はいきませんが
保険医である限り受け入れるしかありません。
レセプト1枚あたりの平均点数は
対象月の総保険点数をレセプト枚数で割ったものです。
ですから、原則として患者数の増加は
レセプト1枚あたりの平均点数を下げる方向に働きます。
ただし、高点数の患者ばかりを増やしても
レセプト1枚あたりの平均点数は下がりませんから
それ以上に点数の低い患者も増やす必要があります。
ここで前々回の話をちょっと思い出してください。
そうです、レセプト枚数を増やすための手法は
「新規初診患者を増やす」だけではないという話です。
新規初診患者は初診料や諸検査料がかかるので
特に初月の点数は高くなりがちです。
患者を増やすこと=「新患獲得」オンリーでは
レセプト1枚あたりの平均点数は
上がってしまうこともありえます。
レセプト1枚あたりの平均点数を下げるためにも
他の手法による増患は進められるべきなのです。
前々回のときには
「新規初診患者を増やす」以外の手法として
「流出患者を減らす」「休眠患者を復活させる」を
紹介しました。
レセプト1枚あたりの平均点数を下げることに
最も寄与するのは「流出患者を減らす」ことです。
「休眠患者を復活させる」は場合によっては
『再初診』となって新患と同等になってしまいますから
当然の帰結です。
あなたの歯科医院が
どの目的で患者数を増やそうとするかによって
力を入れるべきところは変わってきます。
患者を増やす実質的な目的
〜まとめ〜
今回のシリーズでは
『患者を増やす実質的な目的』
という切り口で話をしてきました。
「感覚的な目的」とのバランスは重要ですが
今回はあえて詳しく触れていません。
『利益の「原資」として患者を増やす』
ということの話を絞っています。
その『患者を増やす実質的な目的』は
歯科医院経営上は3つに…
(続く)
患者を増やすこと自体にも、
増えた患者の対応にも人材は必須です。
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考えてみましょう
さて、それでは恒例のシンキングタイムです。
「レセプト1枚あたりの平均点数を下げる」
ということにフォーカスすると
以前の歯科医院経営とは食い違う戦略も
生まれてきます。
以前は現在ほど健康保険制度の締め付けが
厳しくなかったのですから、
状況の変化に対応することは間違っていません。
むしろ以前のやり方に拘る方が
不利益を被るリスクが上がります。
その新しくなりつつあるものの1つが
「リコール」に関する戦略です。
ある意味『新常識』ともいえますが、
どんな戦略でしょうか。
せっかくここまで読んだあなたなら
ぜひとも、考えてみてください!
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(ここは考える時間です)
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それでは答えです。
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