あなたの歯科医院は?これこそ400年以上選ばれ続ける理由
こんにちは、歯科医師で経営アドバイザーの 近 義武 です。
あなたは『三井グループ』って聞いたことがありますか?
三井物産、三井不動産、三井生命、三井造船…
中でも、『三越デパート』と『三井住友銀行』を
知らない人はそう多くはいないでしょう。
旧財閥系の巨大企業グループのことです。
創業家である三井一族は元々武家でした。
それが江戸時代初期に武士を捨て町人となり、
質屋や酒・味噌の商いを始めました。
ですから、商家の歴史としても
400年以上ということになります。
開いた店は、当主の父が武士だった頃の官位が
越後守だったことから「越後殿の酒屋」と呼ばれます。
これが「越後屋」の屋号の起源であり、
「三井越後屋」から「三越」の名称が誕生するのです。
やがて三井家は江戸随一の呉服街に
「三井越後屋呉服店」(越後屋)を開業します。
ただし、当時の江戸にはすでに老舗大店が
幾店も軒を連ねて競い合っていました。
過当競争の業界へ遅れて参入…
「越後屋」は完全に後発組でした。
しかしそれにも関わらず、「越後屋」は
江戸の庶民から圧倒的な支持を取り付けます。
いったい何をしたのでしょう?
ブレイクは差別化戦略から
その時「越後屋」は
他店では行っていなかった新機軸を打ち出し
『強力な差別化』を断行したのです。
しかも1つだけではなく3つも!
それが、
- 「店前(たなさき)売り!」
- 「現金、掛値なし!」
- 「切り売りいたします!」
当時、呉服店の販売方法は、
武家や商家などのお得意先の屋敷に出向いて
直接販売や注文を取る方式でした。
わざわざ客の屋敷に出向くのは
時間と労力も人手もかかります。
その分、商品の価格は高く設定されていました。
それを店前売りに切り替え、
商品の価格を下げて店頭販売主軸に方向転換したのです。
また、出向しての直接販売では
値切られることも多く、
さらに支払いは、盆・暮の2回払い、
または12月のみの1回払いの掛売りが
慣習となっていました。
このため、貸倒れや掛売りの金利がかさむので、
商品の価格が高く、資金の回転も良くなかったのです。
そこで、正札をつけて定価制による
店頭での現金取引を奨励しました。
現金売りによる収入は資金の回転を早め、
大量仕入れによる原価率のダウンも実現しました。
さらに、当時は一反単位の取引が常識で、
どの店も一反からしか売っていなかったものを、
客の需要に応じて「切り売り」し、
江戸庶民の大きな需要を掘り起こしたのです。
この3つの差別化戦略は相互に関連、
補完し合っているのがわかりますよね。
『うちは他の呉服屋とは違って
店頭なら必要分だけ定価で現金販売しますよ!』
こう宣言したわけです。
その瞬間、高いものであった呉服の価格が
手に入りやすい価格となり、
多くのお客から選ばれたわけです。
差別化戦略は業種も、場所も、国も、
時間も、時代も関係ありません。
もちろん現在の歯科医業においてもです。
過当競争を勝ち抜くには
『他の歯科医院とは違う』ところを
患者に示さなくてはならないのです。
しかも患者にわかる形で…
三井グループの礎となるような威力が
『差別化戦略』にはあるのです。
あなたの歯科医院が
差別化戦略を取らないという選択肢は
モハヤアリエナイのです!
あなたの歯科医院は差別化できていますか?
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考えてみましょう
さて、それでは恒例のシンキングタイムです。
今回紹介した「三井の歴史」は一部、
「三井広報委員会」の編纂による資料を
参考にさせていただきました。
その中で知ったことですが、
上記の3つの差別化戦略は
「三井の家祖」といわれる
三井高利が行ったとされています。
彼はかなりのアイデアマンだったようで
面白いことを思いついています。
今では当たり前になっている、
この思いつきとはどんなことでしょう。
これに正解する人は
世が世なら財閥の創業者になれる器(?)
さてあなたはその当主になれるでしょうか。
せっかくここまで読んだあなたなら
ぜひとも、考えてみてください!
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(ここは考える時間です)
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それでは答えです。
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